理事長挨拶

このたびの能登半島地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災者および被災地の支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。被災された皆様に1日も早く平穏な日常が戻りますこと、そして被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

看護実践学会は、1983年に石川県金沢市に拠点をもつ石川看護研究会として活動を開始した歴史ある学会です。2007年に看護実践学会の名称で学会に昇格し現在に至ります。おかげさまで昨年7月15日に看護実践学会設立40周年記念式典・講演会を石川県地場産業振興センターにて執り行うことができました。これもひとえに学会員ならびに学会役員の皆様のご支援・ご尽力の賜物と深く感謝いたしております。石川県を中心に地道に活動を続け、近年では全国からの会員も増え約600名の会員をもつ学会となりました。設立当初より「臨床実践に看護研究の裾野を広げる」ことを主旨に活動を続けております。

本学会の2本柱は、毎年秋に開催される学術集会と年2回発刊される学会誌です。本学会理事・監事は、石川県内の加賀、金沢、能登の全域をカバーする医療機関看護責任者や看護教育機関教員です。そのため学術集会はこれら3地区をブロック制とし交代で担当していただいてまいりました。学術集会長を中心に各施設の知恵・経験・パワーを結集した素晴らしい学術集会が毎年、企画され運営されてきています。ここ数年はコロナ禍に耐えながらのオンライン学術集会が続きましたが、2024年からは待望の対面開催を復活させてまいります。また学会誌は、2022年3月よりオンラインジャーナルとなりました。論文取り寄せの手間なくご自由に閲覧いただけますので皆様の看護実践・看護研究にご活用ください。またご自身の研究論文を公表する場としても看護実践学会誌をご利用ください。

今回、コロナ禍が下火となり安堵しかけた折の震災でした。能登地区の皆様のご心労はいかばかりかとお察し申し上げます。看護実践学会の地元石川・能登地区の復興を目標に、本学会は息の長い支援を継続していく所存です。看護実践の質向上を目指し、臨床と研究が顔の見える連携で支え合い「臨床と教育が一体となり地域に貢献する看護を提供する」取り組みを能登北部の方々と共有していくことができるよう活動してまいります。どうか皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。

2024年3月吉日

看護実践学会理事長 多崎恵子

会則

この会則は2021年9月18日令和2年度第2回看護実践学会総会で承認済

第一条(名称)
本会は看護実践学会(Society of Nursing Practice)と称する。

第二条(事務局)
本会の事務局は、金沢大学医薬保健研究域保健学系看護科学領域(金沢市小立野5-11-80)におく。

第三条(目的)
本会は、看護の実践ならびに教育に関する諸問題について研究し、その発展に寄与することを目的とする。

第四条(会員)
1. 本会の目的に賛同し、入会手続きをした者を会員とする。
2. 会長等、本会に貢献し、理事会の承認ある者を名誉会員とする。
3. 会員の中で、基礎教育課程または大学院に所属している学生または大学院生を学生会員とする。

第五条(入会)
1. 本会に入会を希望する者は、所定の様式による新規入会申込書を事務局に提出した後、理事長の承認を得ることで会員たる資格を得る。
2. 会員たる資格を得たものは、速やかに当該年度の会費を納めることで会員となる。

第六条(退会)
1. 会員はいつでも退会することができる。会員が退会しようとするときは、退会届を理事長に提出しなければならない。
2. 前項の場合のほか、会員は次に掲げる事由により退会する。
会費の未納
総理事の同意
本人の死亡または失踪
本会の解散

第七条(事業)
本会の目的に賛同するために次の事業を行う。
1. 看護に関する学術集会の開催
2. 看護の実践ならびに教育に関する情報交換
3. 学会誌の発行
4. その他、本会の目的達成のために必要な事業

第八条(役員)
1. 本会に次の役員をおく。
理事長 1名
副理事長1名程度
理事 25名程度
監事 2名
2. 本会に次の役員をおくことができる。
幹事 若干名

第九条(役員の職務)
役員は次の職務を行う。
1. 理事長は本会を代表し、会務を統括する。
2. 副理事長は理事長を補佐する。
3. 理事は、理事会を組織し、会務を執行する。
4. 監事は本会の会計および資産を監査し、その結果を総会において報告する。
5. 幹事は幹事会を組織し、理事を補佐し本会の業務を処理する。

第十条(役員の選出および任期)
役員の選出は次のとおりとする。
1. 理事及び監事は、理事会で選出した施設の長、またはそれに相当する者とする。
2. 理事長は理事会の互選により選出する。
3. 副理事長は理事長が理事の中から推薦する。
4. 幹事は理事長が推薦する。
5. 役員の任期は2年とし、再任を妨げない。
6. 役員を前任から引き継いだ場合の任期は、前任の残りの任期とし、再任を妨げない。
7. 役員は、総会で承認を得る。

第十一条(会議)
1. 本会に理事会、総会、幹事会、事務局会議の会議を置く。
2. 理事会は理事長が招集し、その議長となる。理事会は毎年4回以上開催する。
3. 理事会は理事の過半数の出席をもって成立する。遠隔会議での出席を認める。
4. 総会は委任状を含め会員の10分の1以上の出席がなければ開催することはできない。
5. 総会に出席できない会員は、あらかじめ通知された事項について書面もしくは電磁的記録をもって議決権を行使し、または他の会員を代理人として議決を委任することができる。
6. 総会の議長は理事会の互選により選出する。
7. 理事会、総会の議決は出席者の過半数の賛同によって決定し、可否同数のときは議長の決するところによる。
8. 理事会は、理事長、理事、監事、幹事で構成され、理事推薦等を行う。
9. 理事長が必要と認めた者はオブザーバーとして理事会に出席することができる。
10. 幹事会、事務局会議は理事長あるいは幹事が随時召集する。

第十二条(委員会)
1. 本会には編集委員会を置き、学会誌発行のための投稿論文の査読等の業務を行う。
2. その他必要に応じて特別委員会等を設けることができる。
3. 各委員会の委員長および委員は理事長が委嘱する。

第十三条(学術集会)
本会は学術集会を年1回学術集会長が主催して開催する。

第十四条(学会誌)
本会は年1回以上学会誌を発行する。

第十五条(研修会)
本会は必要に応じ研修会を開催する。

第十六条(会計)
1. 本会の経費は、会費その他の収入をもってあてる。会計年度は4月1日に始まり翌年3月31日でおわる。
2. 本会の会費は年額5,000円とする。
3. 本会の学生会員の会費は年額4,000円とする。
4. 名誉会員は、会費の納入を要しない。
5. 既納の会費は、いかなる理由があってもこれを返還しない。

第十七条(会則の変更)
会則の変更は、理事会、総会の承認を経なければならない。

附則
1. この会則は、平成19年4月1日から施行する。
2. 本会は、石川看護研究会を学会に昇格し、看護実践学会と称する。

附則
1. この会則は、令和3年10月1日から施行する。

名誉会員

宮崎女四子
泉キヨ子
木下幸子
吉田久美子
吉野幸枝
和田出静子

役員

看護実践学会 理事会役員

2022・2023年度(2022/10/1-2024/3/31)
2023年5月 現在

氏名 所属名
理事長 多崎恵子 金沢大学医薬保健研究域保健学系
副理事長 大桑麻由美 金沢大学医薬保健研究域保健学系
理事 柳美知代 浅ノ川総合病院
越戸和代 石川県済生会金沢病院
越野まゆみ 石川県総合看護専門学校
石川倫子 石川県立看護大学
井戸心時美 石川県立こころの病院
江藤真由美 石川県立中央病院
福田裕子 加賀市医療センター
平松知子 金沢医科大学看護学部
中村真寿美 金沢医科大学病院
藤田恵子 金沢医療センター
中西容子 金沢市立病院
高木眞優美 金沢赤十字病院
加藤真由美 金沢大学医薬保健研究域保健学系
田中浩二 金沢大学医薬保健研究域保健学系
辻千芽 金沢大学附属病院
北山幸枝 金城大学
高橋ひとみ KKR北陸病院
小藤幹恵 公益社団法人 石川県看護協会
北岡和代 公立小松大学
橋本陽子 公立つるぎ病院
澤味小百合 公立能登総合病院
田島雅世 公立羽咋病院
三井昌栄 公立松任石川中央病院
湯野智香子 小松市民病院
藤牧和恵 城北病院
木間美津子 心臓血管センター金沢循環器病院
田井雅代 地域医療機能推進機構金沢病院
大西真奈美 芳珠記念病院
太田裕子 やわたメディカルセンター
監事 西村民子 金沢医療センター附属金沢看護学校
竹内弘美 金沢大学附属病院
幹事 正源寺美穂 金沢大学医薬保健研究域保健学系
堀口智美 金沢大学医薬保健研究域保健学系

理事:31名
監事:2名
幹事:2名
計:35名

委員会

編集委員会

委員長 大桑麻由美 金沢大学医薬保健研究域保健学系
委員 表志津子 金沢大学医薬保健研究域保健学系
平松知子 金沢医科大学看護学部
村角直子 金沢医科大学看護学部
長田恭子 金沢大学医薬保健研究域保健学系
木森佳子 石川県立看護大学看護学部
堀口智美 金沢大学医薬保健研究域保健学系

学会設立40周年記念事業委員会(50音順)

委員長 田中浩二 金沢大学医薬保健研究域保健学系
委員 浅田優也 金沢大学医薬保健研究域保健学系
紺家千津子 石川県立看護大学看護学部
長田恭子 金沢大学医薬保健研究域保健学系
平松知子 金沢医科大学看護学部

事務局

事務局員(50音順)

浅田優也 金沢大学医薬保健研究域保健学系
北川麻衣 金沢大学医薬保健研究域保健学系
正源寺美穂 金沢大学医薬保健研究域保健学系
長田恭子 金沢大学医薬保健研究域保健学系
中島由加里 金沢大学医薬保健研究域保健学系
藤田結香里 金沢大学医薬保健研究域保健学系
堀口智美 金沢大学医薬保健研究域保健学系
向井加奈恵 金沢大学医薬保健研究域保健学系